日本糖尿病学会の糖質制限食への見解はどうなの?

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どっちなの?

日本糖尿病協会が編集し文光堂が発行した最新刊、糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版が発売されたことを受けて、糖質制限食と従来のカロリー制限食との議論がヒートアップしているようですね。

日本糖尿病学会は、以前に「糖質制限食はおすすめできない」と提言しています。

それからはや幾月、これまで様々な議論を呼んできました。

ただ、提言を発表したときもそうですが、「糖質制限食」への一定量の理解は示していることもあり、今回の食品交換表にもその片鱗が掲載されています。

徐々にその糖質を過度に制限する食事法の存在は無視できなくなり、新たな食事療法の形として浸透し始めている段階に入ったのかもしれませんね。

 

結局、どこまで糖質制限OKなのか?

糖尿病の食品交換表 第7版には、糖質制限食についての明確な確実な規定には言及がないですが、「極端な糖質制限食は長期的には腎症や動脈硬化の進行などが懸念され、決してお勧めできません」とコラム風に記載されています。

改訂のポイントは前回のレビュー記事をご覧ください⇒食品交換表 第7版 レビュー

「極端な糖質制限食はお勧めできない」と表現しているものの、

  • 食事における炭水化物量を60%・55%・50%の配分例を掲載
  • 参考資料「表1、表2、表4の食品、調味料の炭水化物・糖質・食物繊維含有量」を掲載

こうした新たな記述や資料を掲載していることからも、だいぶ糖質制限に対して譲歩したかたちになっていると言えますが、日本糖尿病学会および日本糖尿病協会の見解としては、糖質制限という考え方を本当にある程度は認めつつも、まだまだそれが正解とは断言できないという姿勢を守っているのです。

 

カロリー制限食 対 糖質制限食 って本当に大事なの?

これが大事じゃない?

対決ムードが高まり、議論がヒートアップするのは人間のサガなのかもしれません。

自分も含めて人間というのは意外にズボラというか、いいかげんな生き物です。

これがいい!と話題になったら、たいして良く知ろうともしないうちから突っ走ってしまう傾向がある方が多いような気がします。だから対決ムードになるんじゃないでしょうか?

でも実際のところは、従来のカロリー制限食での食事療法を実践して健康を維持している方もたくさんいらっしゃいますし、糖質制限食に取り組んで大きな病状の改善を果たした方もたくさんいらっしゃるはずです。

つまり、どちらが正しいではなく、どちらも結果を生んでいるんです。ただ、糖質制限が歴史が浅いというだけです。

わたしが思うのは、患者さんが食事や運動によって糖尿病を改善したり治療したりする効果があることが一番重要であって、どちらが正しいかを決めることではないのでは?ということです。

個人の生き方や食事の趣味趣向、生活のリズムやサイクルは千差万別です。

確実な食事療法が2パターンあるなんて、逆にいいことだと思います。自分の性格やライフスタイルに合った方法を選択できるんですから。

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