食品交換表 表5 油脂・多脂性食品について
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ここでは糖尿病の食事療法で扱う食品交換表の表5の食品について紹介していきます。
食品交換表では油分の多いもの、脂質の多めの食品をこの表に分類しています。
ここではその具体例を交えながら、1単位当たりの目安なども紹介します。
食品交換表 表5の構成
表5の構成 | 食品の実例 |
---|---|
油脂 |
|
多脂性食品 |
|
注意が必要なのは、ばら肉やクリームチーズなどの一見すると表3に分類されそうな食品がこちらに含まれいることです。
そして、天ぷらや各種フライ系の食べ物は、炭水化物プラス油脂になるのでとてもカロリーが高くなるだけではなく、炭水化物と脂質を同時に摂取することになるわけですから単位計算も変わってくることです。
表5の食品の特徴
- 主に脂質を多く含んでいる
- 油脂には植物性油脂、動物性油脂がある
- 油脂は、エネルギー量は同じな場合、動物性油脂のほうが飽和性脂肪酸が多いため、動脈硬化の発症するリスクが高まる
- 飽和性脂肪酸が多い食品は、バター、ラード、牛脂、ベーコン、ばら肉などがあり、意外なところでは生クリームも数値が高い
- 多脂性食品とは、脂質を多く含んだ肉類や種実のことである
- 1日の摂取量は、たいてい0.5単位と推奨されている(指示単位に関わらず)
- 高カロリー、高エネルギーの食品のため、食べ過ぎはよくない
表5の食品 1単位の量と目安
画像はイメージです。実際の分量とは関係ありませんのでご注意ください。
豚ばら肉
1単位の分量は20g。
結構少ない分量ですぐに1単位になってしまいます。
ベーコン
ベーコンはおおよそ20gで1単位になります。
1枚あたりおおよそ20gほどですので、1日1/2枚ほどしか食べられないということになります。
バター
バターの1単位はおおよそ10g。
これもかなり抑える必要があるということになります。
アボカド
野菜に分類されそうなアボカドですが、油脂として扱う必要がある食品です。
1単位は40g。
大きめのものであれば、1/4個ほどで1単位になる計算です。
ごま
1単位の分量はおおよそ15g。
大さじ2杯ほどですから、1日最大でも大さじ1杯ほどという事になります。
ピーナッツ
ピーナッツの1単位の分量は15g。
ピーナツバターも同じ分量として計算されます。
アーモンド
アーモンドも15gで1単位。
ちなみにピスタチオも同じと捉えます。
ここまでは1単位の分量で紹介しましたが、油脂・多脂性食品は前述したとおり1日0.5単位ほどの摂取に抑える必要がありますのでご注意ください。