糖尿病 食品交換表 表3
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糖尿病の食事療法のために大活躍する食品交換表の表3に分類される、主にたんぱく質を含んだ食品について紹介していきます。
この表3に分類される食品はおかずの王様的な食品ばかりですので、食事や料理を楽しんでいくためにぜひうまく活用していきたいものが多いはずです。
では少し具体的に見ていきましょう。
後半では1単位の目安になる分量なども紹介しています。
食品交換表 表3 構成
表3の構成 | 中分類 | 食品の実例 |
---|---|---|
魚 | 脂身の少ない魚 | たら、カレイ、ヒラメなど |
脂身のやや多い魚 | あじ、さけ、まぐろの赤身など | |
脂身の多い魚 | いわし、さば、さんまなど | |
貝 | 貝の仲間 | あさり、しじみ、ホタテ、カキなど |
いか・たこ・ えび・かに |
いか、たこ、 えび、かにの仲間 |
かに、いか、たこ、甘えび、伊勢えび、 うになど |
魚介の干物・ 水産練製品・佃煮 |
魚介の干物 | あじの干物、煮干しなど |
水産練製品 | かまぼこ、はんぺん、ナルトなど | |
佃煮など | 練うになど | |
魚介の缶詰 | 水煮の缶詰 | かに、まぐろ、さばなど |
味付の缶詰 | いわし、さば、さんまなど | |
油漬の缶詰 | かつお、まぐろ、いわしなど | |
肉とその加工品 | 牛肉 | サーロイン、ヒレ、もも、挽肉など |
豚肉 | もも肉、ロース、挽肉など | |
鶏肉 | ささみ、手羽、むね肉など | |
その他の肉 | 各種レバー、タン、鶏の砂肝など | |
肉の加工品 | ハム、ソーセージ、肉の缶詰など | |
卵・チーズ | 卵 | 卵黄、卵白、うずらの卵、卵豆腐など |
チーズ | 各種チーズ類 | |
大豆とその製品 | 大豆に関係がある食品 | 各種とうふ、おから、枝豆、納豆、油揚げなど |
食品交換表の表3に分類されているのは、たんぱく質が主な栄養成分といえる食品群です。
これらは非常に種類も多いため、実例は少ししか紹介できませんがディナーならばメインディッシュになりえる食品が多い部分です。
表3の食品の特徴
- 栄養素の主成分はたんぱく質で、脂質も含まれている
- ここに含まれる食品の種類は多いので、この中でも偏らないように交換して食べるべきである
- これらの中でも脂質が多いものは、動脈硬化を促進するため摂りすぎに注意するべきだ
- 塩蔵品などの塩分の高い食品の摂りすぎには気を付ける
- 糖尿病性腎症を患っている場合は制限される食品である
- 表3の栄養素は食品1単位あたり、炭水化物 1g、たんぱく質 8g、脂質 5g が
平均だとみなされる
表3の食品 1単位の目安
画像はイメージです。実際の分量とは関係ありませんのでご注意ください。
なお、ここで紹介している分量は、皮・骨などの食べられない部分を取り除いたあとのものになります。
あゆ ─ 脂身の少ない魚
あゆの1単位の分量は、80g です。
養殖ものの場合は、60g。
1単位の目安はおよそ1尾ほどかと思います。
ふぐ ─ 脂身の少ない魚
ふぐの1単位の分量は、100g。
結構な量で1単位になりますね。
あじ ─ 脂身のやや多い魚
あじの1単位はおよそ、60g。
目安としては、中くらいのものの半分ほど。
さけ ─ 脂身のやや多い魚
日本の朝の顔といえばこれ!?
鮭の1単位の分量は、60g ほどになります。
目安としては、切り身1つの3分の2ほど。
ほっけ ─ 脂身のやや多い魚
飲みのおつまみといえば、ほっけが好きですね。
ほっけの1単位の分量は、60g です。
まぐろの赤身 ─ 脂身のやや多い魚
お刺身と言えば定番のまぐろの赤身。
1単位の分量は、60g。
目安としては小さめの切り身で1つほどです。
さんま ─ 脂身の多い魚
秋の味覚と言えば秋刀魚。
さんまの1単位はおよそ、30g。
目安としては中くらいのものを、3分の1尾ほどになります。青魚は総じて脂身が多いので食べる量に気をつけましょう。
ホタテ ─ 貝類の分類
ホタテの1単位は、およそ 120g です。
ただ、ホタテは塩分が高いため、要注意です。
いか ─ いか・たこ・えび・かにの分類
イカの1単位は、100g。
イカの内臓には脂肪を減らす効果があるらしく、注目を集めています。
練り物 ─ 水産練製品
1単位の分量はそれぞれ以下の通りです。
はんぺん、80g。
さつまあげ、60g。
焼きちくわ、60g。
これら練り物は、食塩含有量が多いので食べる時は塩分の摂りすぎに注意しなくてはなりません。
牛肉サーロイン ─ 肉とその加工品
サーロインの場合は1単位、30g です。
脂肪分が高いので、コレステロールを気にする方は控えめに。
豚もも肉 ─ 肉とその加工品
豚もも肉の1単位はおよそ、60g です。
バラ肉やベーコンは油脂・多脂性食品に分類されるので要注意ですね。
とりの手羽先 ─ 肉とその加工品
皮の部分の脂肪分が高いので、食べ過ぎには注意です。
手羽先の1単位の量は、40g になります。
ロースハム ─ 肉とその加工品
いわゆる一般的なハムですが、塩分も脂肪分も高いので気をつけましょう。
1単位の量は、40g になります。
鶏のたまご ─ 卵・チーズ
鶏の卵は、1単位 50g。
目安としては、1個になります。
ナチュラルチーズ ─ 卵・チーズ
ナチュラルチーズは1単位 20g です。
脂肪分が多めなので気をつけましょう。
ちなみにクリームチーズは油脂・多脂性食品へ分類されます。
焼きとうふ ─ 大豆とその製品
焼き豆腐は、100g で1単位になります。
目安は3分の1丁ほど。
納豆 ─ 大豆とその製品
納豆は 40g ほどで1単位です。
目安になる量としては、通常店頭などに並んでいる、一人用の小パッケージくらいだと思います。
これでもまだまだほんの一部です。
詳しくは食品交換表を手に入れて確認してみたほうがいいでしょうね。